映画『カムイ外伝』(2)

2007年11月15日付けの記事にした、映画『カムイ外伝』滋賀ロケの報告。

冬型の気圧配置となった19日未明、私は自家用で大阪の自宅を現場に向け出発した。
想像どおり外気温は低く、車のヒーターがとてもありがたい。
高速を降り、しばらく走っていると山道に差し掛かった。いくつかのトンネルを抜けた頃、フロント
ガラスに雨でない何かが当たりはじめた。

なんと雪だ。

「こりゃ今日は寒そうだな~」

独り言を言いながら真っ暗な山道をひたすら走っていると、だんだんと路面が白くなり、
ついには積もりだした。スタッドレスタイヤに履き替えて来なかったことを後悔したが、持ち前の
スーパードライビングテクニック(別名:超徐行運転)のおかげで何とか崖から転落すること
もなく、結局予定よりもかなり早い時間に現場入りできた。

しばらく待機の後、支度部屋に入ると既に役者さんたちの準備が始まっており、チョンマゲ姿に
普段着という、妙にアンバランスな人達や既に完全に「その時代」の人になりきってるエキストラ
さんがそこいらにたむろしている。とても日常ではありえん光景だ。(笑)
早速私にも準備の指示が来た。今回与えられた役柄は…農民。

農民では「成敗」ができんではないかっ!

なんて文句を言える筈もなく、なされるがままにボロを着付けられ、すぐにメイクさんによる
「汚れメイキャップ」、さらには「マゲカツラ装着」という流れ作業で、あっという間に立派な
「農民」1名の完成。写真を撮れなかったのが残念で仕方ない。(笑)

さて、エキストラの仕事と言えばまず思いつくのが…、そう「待機」だ。(笑)
今回も他の撮影現場同様、非常に長い待機が発生。石油ストーブの入ったテント小屋の中で
ひたすらお呼びが掛かるのを待ち続ける。初めて参加した中にはこの時点でウンザリしていた人も
いた。私もエキストラを始めた最初の頃はあまりの待ち時間の長さにびっくりしたけども、いつの
間にやらこれが普通に思えるようになってきた。

数時間の待機後、やっと指示。

今回の撮影、具体的な内容は書けないけど、言ってみれば

「鍬持って走る」「大声を出す」

というのが基本だ。募集要項にあった「体力に自信のある」というのは、やはり「走らされても平気」と
同義だったんだね。

日も暮れはじめ、この日の撮影も終了。汚れをタライのお湯で洗い流し、順次現代人へと
「ラミパスラミパスルルルルル~♪」して各自帰宅の途へ。

疲れていたせいか途中のSAでかなり寝てしまい自宅到着は午後11時半。
長い一日だった。

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松山ケンイチ主演/実写映画版「カムイ外伝」 from 映画「ふみ子の海」(原作/市川信夫・監督/近藤明男・主演/鈴木理子)応援ぶろぐ

内容随時更新中どんどん情報追加していくよおヽ(*゚O゚)ノたぶんね! 役に挑戦し続けるマツケン兄ぃ。応援してます マツケンフリークのみなさん。 たま...

comments

おおっ…読んでいるこちらも寒くなるご報告ですね^^;
山とか崖とか…そそられますぅ!!
崔監督からは、演出上、エキストラの皆さんへの要求は
多かったのでしょうか?

うーん…待機…衣装やメイクを必要としたエキストラの場合、
あまり時間は感じないのですが、
私が今まで参加したエキストラは、
割りと動きっぱなしというか、働かせられっぱなしのものが
多くて…(女人なのにぃT_T)死ぬんじゃないかと
思う事が(とほほ)
ですから待機して撮影見学出来るのが、
最近、個人的には大歓迎なのですが…。
でも、確かにはじめての方にはキツイですよね。
覚悟されていないでしょうから。

何だか察するに百姓一揆みたいな内容ですねー
死体させられたエキストラさんはいましたか?
(しつこくてスミマセン)
カムイも走ってましたか?

とにかくお疲れ様でした!!
労働が反映され、素晴らしい作品になる事、お祈りしています!!

  • りお
  • 2007年11月22日 00:45

りおさん、毎度です。

監督からの要求ですが、走り出すタイミングになど関して
細かい指示があったくらいで、それより何より

「かっこよく駆けようとしなくてもいいから!無理して怪我
しないように気をつけて!」

ということを、しつこく言われたのを覚えてます。

ただ、最初は「肉足袋」と呼ばれる肌色の地下足袋の上に
わらじだったんですが、それが目立ったのか途中からは取る
ように言われ、裸足にわらじで泥の上を走らされました。
これが何より辛かった。(-_-;)

あと、待機していたテント小屋から撮影現場が離れていた
せいで、出演陣の演技を見学することが出来ず、かなり退屈
ではありました。エキストラ同士でもうひたすら喋ってるしかない。
寒いし、あげくの果てに雨は降ってくるし…。

「クナイでかわすところをもう一度…」

なんて言葉がスタッフの持つトランシーバーから私のダンボ耳に
聞こえてきましたから、恐らくカムイが戦ってるシーンなどを撮って
いたんじゃないですかねぇ。
ん~、見たかったなぁ。残念。

まぁ長い待機で溜まったウップンを晴らすがごとく、本番では
必要以上に思いっきり走って大声出してやりました。
音声オンリーの録音時でも人一倍大声を出していたので、
絵としては写ってなくても「声」は入っているんじゃないかなぁ?

おかげで今、声がガラガラです…。

また、カムイと一緒のシーン撮影はこの日無く、私は
松山ケンイチさんと会うこともありませんでした。
何人かは「見かけた」と言ってましたが。

りおさんも結構ハードな撮影経験ありそうですね。(笑)
また詳しく聞かせて下さい。

あ、死体役のエキストラさんは今回いませんでした。
ただ、帰りのSAの車中で眠る私の姿は「死体」のようだった
かも知れません。(^_^;)

  • Gaku
  • 2007年11月22日 18:06

またまた詳しい内容、ありがとうございます!!
まるで目に浮かぶよーです(感涙っ)
「カムイ」は今、邦画で一番期待している映画でして…
子供の頃にアニメで夢中になって見ており、
原作に手を出した小学生の頃…あまりのエグさに
ショックを受け、以来、原作を読んでおりません^^;
アニメのストーリーも忘れてしまいました…。
ただ、映画化されると聞き、かつての情熱がふつふつと…
しかも天下の崔監督、あのカムイ兄ちゃまに
好きな若手俳優の松山ケンイチ君ぅ~☆☆☆
(土くささが似合いそうで)

崔監督は俳優やってらっしゃる時って、
棒読みも手伝ってか(汗)目つきの悪いおやじって
感じなのですが、「おもいっきりテレビ」で
視聴者の人生相談をされていたのを拝見していると
論理的で、しかもとてもお優しい。
「怪我をしないように」との指示を言いつつ、
素足で寒空にわらじ…という過酷な撮影…からいって
三池崇史監督と似てらっしゃるかと思いました。
私や大量のエキストラさんが憤死しかけた「妖怪大戦争」での
指示がまさにそうでした^^;
で、もうダメーって瞬間に、カットをかけるあたりの感も抜群!
やはり怪我や事故には、かなり注意を払っておられました。
撮影当日はあまりの過酷さに、
尊敬する監督であるにも関わらず、
「お前も死ねー」とか本気で思っていたのですが(汗)
出来上がった作品を見て、しかも滅多に映画を見に行かない
友人一家が「面白かったよー」と言ってくれて…
結局、全部吹っ飛びましたね♪
Gakuさんの、SAでの死人眠り(!?)が
全部、吹っ飛びますよーに!!

それにしても監督の力量って、エキストラさん方や
もちろん撮影クルーも含めて、安全に気を使われるのも
大事な事ですよね?
夏に撮影に参加したある作品で、某有名監督が
炎天下での撮影中、なぜかほとんど撮影の指示をせず
子供からお年寄りまでのエキストラさん方の
体調はかなりぎりぎりの状態に…
私、生まれてはじめて現場で憤怒してしまいました…。
あれは悪い意味できつかったですし、
そういう方もおられるんだなという、教訓にもなりましたが。


ではでは、そんな無駄話をしつつ…
「カムイ」は公開がずっと先ですが、“百姓一揆”シーン(!?)
注目したいと思いますっ!!
カンヌ映画祭とかへの出品などもあるかも…と期待しつつ…

  • りお
  • 2007年11月23日 01:50

「妖怪大戦争」に出演られたんですね。
やはり特殊メイクか何かを施されたりしたんでしょうかねぇ。
ん~、楽しそう。変身願望のある(?)私にとっては憧れですわ。


確かに監督さんや助監さん、その他スタッフさんの細かな配慮で
エキストラのやる気も俄然違ってきます。

「カムイ外伝」の現場は私からすればとてもよかったんじゃないか
と思いますよぉ。昼飯も美味かったし。
あ、でも出るはずの朝食が何故か支給されなかったのがちょっと
不満だったりして。(^_^;)

エキストラは制作側にとって「動く背景」のようなものであるには
違いありませんが、一人一人が感情を持った人間であることを
忘れないで欲しいところです。大道具じゃないんですから。(笑)
寒いのも辛いですが、特に炎天下は命にも関わりますし。

そんなこんな言いながら、多少不利な条件だったとしても募集
がかかったら即行で応募してしまう私ではあるのですが。

さてこの映画、どんな作品になるのか。2009年が楽しみです。

…え、カンヌ?

  • Gaku
  • 2007年11月24日 22:51

コメントを入力してください
30年以上前のものですがカムイ伝のアニメの八ミリを持っています。保存状態は良いと思うのですが、映写機がこわれているので確認ができません。33年前に私はこのフィルムを確かにみました。祖父の遺品でもありますが八ミリの趣味はないので扱いに困っています。いい案はありませんか?
誰に手を貸してもらうこともできず困っていました。カムイつながりということでお知恵を借りたいのですが。
木内順子

  • 木内順子
  • 2009年10月10日 13:43

木内順子さん

こんにちは!
確かにカムイ繋がりですね。(笑)

8ミリフィルムですけど、VHSテープやDVDへの変換を行なって
くれるお店があるようです。
ネットで調べると結構ありますよ。

ただ、ちょっと料金が高いんですよね~。

あと、こんな面白いものもありますよ。
「大人の科学 8ミリ映写機」
http://otonanokagaku.net/products/living/projector/detail.html

本格的…まではいきませんけど、確認くらいはできるような気が
しなくもないです。
一考の価値ありかも。
( ̄▽ ̄)

あと、電話番号を公開するのは好ましくないので勝手ながら
削除しましたよ~。

  • Gaku
  • 2009年10月14日 17:43

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